BE BLUES
前回の桜庭のあらすじ
小学生時代の反省を踏まえ
いい子ちゃんを演じていた桜庭
しかし、オレ様プレイを直す事はできず
結局、尊敬しろオーラを貫いていた
大浦南戦では自分で得たPKをカレイに決め
尊敬できるプレイヤーになっていた。
■桜庭巧美vs聖和台
高校サッカー埼玉県大会
ベスト4のvs大浦南戦で活躍した桜庭は
決勝戦の聖和台戦でついに初のスタメンに抜擢された
桜庭
「オレ様が立てばソコが・・・最高になるんだよ!」
といけめんなきめせりふをきめ決勝に望む桜庭
決勝では友坂先輩とジョージ先輩がいないので
桜庭の活躍が優勝を決めるといっても過言ではないのだ。
小田が取りこぼしたボールをgetした桜庭は
さっそくドリブルで敵陣にドリブル突破をしかけます。
しかし、ベスト4戦では龍においしいところを
取られてしまった桜庭は
チームメイトである龍をハイエナやろう呼ばわり
龍が自分のシュートにつめて、ゴールを決められないように
あせって敵陣を
サクっとぶち抜いて決めようとします。
この動きを見逃さなかったジョージ先輩はいいます
やつにしちゃ・・・しかけ雑じゃね と
しかし、しかけが雑だろうがなんだろうが
さくっとぶち抜いていくのがわれらが桜庭巧美様なのである
聖和台ディフェンスのチャージにもろにさからわず
柔らかく衝撃を吸収、反動を使って引き離したとの事
さすがはテクニックだけは超一流の男
だが、一人かわしても、もう一人つめていた聖和台ディフェンスは
桜庭の突破を許さなかった、桜庭がこんなに突破できなかったことは
作中いままででなかったので
聖和台のディフェンスは作中最強クラスといってもいいでしょう。
だが、その聖和台ディフェンスを持ってしても
桜庭を止められる時はかぎられているようで
1対1だと桜庭を防ぐ事はできなかった。
雑魚をぶち抜きまくる桜庭
マッチアップしていた4番は桜庭を止める事ができなかったので
いよいよ守備の切り札であり
対桜庭対策の切り札
元レッズjrユースの真鍋君が登場する
ちなみに、桜庭君も元レッズjrユースなのだが
3年間同一チームで戦っていた真鍋の事を覚えていなかった
桜庭
「あーレッズにいたなてめぇ なんつったっけ
ま どうでもいいや。雑魚のかわりは、どうせ雑魚だしな」
「てめーもベンチに送り返してやんよ」と
元チームメイトを侮りまくる桜庭
だが、雑魚呼ばわりされた真鍋君はきれっきれの動きを見せ
簡単に桜庭からボールを奪ったのである。
これには味方も ん なあっ!?という感じで
驚いていた
いままで2対1なら負ける事があった桜庭だが
1対1で桜庭が突破できないことなどなかった
それなのに、こんなにあっさり取られるなんて・・・
ベスト4戦ではあんなに目立っていた桜庭だったが
自分が雑魚呼ばわりした真鍋君に一発で止められてしまったのだ
もちろん、スタミナがなくパワーもなく
俊敏性があっても最高速はそんなにない桜庭は
疲弊していたというのもある
だが、これはやはり止めた真鍋君がすごいと言えるだろう
桜庭を止めた真鍋君はさらに桜庭に精神攻撃をしかけます
真鍋
「おまえ、自分じゃ上手いつもりだろうが
この22人の中で1番サッカーへたくそだからな。
無力さを思い知らせてやるよ」といいたい放題いいきります。
その後も、真鍋相手にいいところがない桜庭は
さらに疲弊し、後半戦 ほとんど動く事ができなくなった
リンゴ先輩が桜庭を気にして
少しは回復したか?と聞いたときに
心配いらねぇよ!桜庭巧美様だぞ!
と、先輩に対する態度とは思えない態度を取っていたのに
全然回復できていなかった。
そんな桜庭は最終的に敵陣ゴールから動こうとせず
オフサイドのいちでこっちまでこいジェスチャーをします。
●オフサイドのいちでこっちまでボールもってこいジェスチャーの
桜庭巧美様
味方の押し上げをきたいして
相手守備ラインが自分のいちまで下がってくるのを待つという
とんでもない戦術を取る桜庭
コヴァッチカントクは
ピッチのどこでもドリブルする事しか頭になかった男が
なりふり構わず、力を蓄える事を選んだ
振り絞るべき場所で、その時を待っておる
と、結構格好いい事をいっていた
それに呼応するように桜庭はボールを持った後に
聖和台ディフェンスを二人抜き去った
だが、最後は力つきたか
そのままゴールを奪えなかったので
仕方なしに龍にパス
このパスが決定打となり
ぶそうは聖和台においつくことができた
桜庭は人生は初のアシストを決めたという事なのだ
今までパスをださなかった男が
特殊な状況下とはいえ出したパス
これは盛り上がる展開だったと言えるでしょう。
そして何よりすごいのはパスを出したといっても
桜庭の唯我独尊な性格は何一つかわっていなかったということだ
というより、桜庭本人基準ではパスを出した事さえも
忘れていたというレベルである。これが桜庭巧様の凄さなのだ