鉄鍋のジャン2ND、科学技術で料理を作る
河原さんところの息子が出てきたので
感想、レビューしていきます
■カニ料理で最新の調理器が登場
大体料理漫画の料理対決では機械を使う料理人はカマセであり
技巧を利用した主人公に敗北すると相場は決まっています。
※ソーマでも最新調理機を使ったアリスちゃんが弁当とは思えない物を出して
敗北しましたからね
鉄鍋のジャン2NDも最新調理器を使う料理人
ファーストシリーズの鳥料理で大失敗をおかした
河原ゆうじの息子が登場した
親のゆうじさんは
いいか息子よ 人間とケダモノの違いはな
人間は道具を使い、ケダモノは道具を使わないという事にあると力説
知恵ある人間はさまざまな道具を使い進化してきた
車を作り、飛行機を作った
美味しいものを作るために鍋や包丁やオタマを作った
そして、さまざまな調理器具を作り出し使うようになった
旨いものを作り出すためにな
わが息子よ、おまえはその機器を縦横無尽に使いこなしかちすすめ
ニュータイプの料理人は我々だ
~息子が作ったカニ料理~
そう教えられた息子はタラバガニを持ち出します
タラバガニは根室の名産品
地元の名物と最新調理器、この組み合わせは最強
まずはタラバニを専用の機械にいれ、セットすると、このように中身がでてきます
これは現実世界にあれば、相当経済効果がありそうです
カニの身は高くてうまいですが、剥くのが面倒で
敬遠されるって事もありますからね
料理する時間が短縮できれば、それだけ安くお客様に提供できるし
こんな便利なマシンがあるなら、料理界に革命をおこせそう
中身を取り出したカニを今度はフードプロセッサーにペースト状にし
ペーストを3Dプリンターで出力して
カニの形にして作り出しました。
そして作り出したカニの中に、カニピラフやコロッケを入れるという料理です
周りの観客は、すげぇこんなカニ料理みたことないよ
あれ丸ごと食べられるんだろ?おもしれぇ みたいな感じで大絶賛します。
しかし、これはどう考えても失敗な気がただよってきました
カニをフードプロセッサーで調理してしまったら
カニの食感もなにもないと
思うんですよ、案の定審査員にだめだしをされました。
しかも、素材1つ1つの大きさや形を無視して解体洗浄したから
カニの風味も消し飛んでいるそうです。
ピラフ味やら、コロッケ味やら、何の料理かさっぱりわからんとも言われてしまいました。
この人は、道具に頼らない料理人なんて野蛮だね
これからの料理は科学技術がリードしていく
大層な事を言っていたのに
この結果です。
カニ剥き機で取り出したカニを味見していれば
水っぽいかどうかもすぐにわかりそうなものなんですが
そういうのをちゃんとチェックしなかったのでしょうか?
機械がやってくれても、最終的にいまいちな成果物ができあがるのであれば
何の意味もないですからね
親も鶏肉料理の試作回数が少なくて、微妙な抹茶風味の鶏肉料理を出して
ひどすぎる、よくこんなんで予選を通ったな、そう言われてましたからね
科学技術をうりにする前に、料理の試食をしろと言いたい
鉄鍋のジャン2NDでも、最新調理器料理人はカマセである事が判明してしまった
アリスちゃんにとってはいい迷惑だった
スポンサーリンク