前回のあらすじ
大吾だけが悪いわけじゃないのに
大吾に厳しいドルフィンズ
卜部は東斗ボーイズを倒す為に
ドルフィンズに入団したのだ
■メジャーセカンド 弟27話
飛んできた、ライトフライ
これをキャッチしたとしても
タッチアップが成功したら同点にされてしまう。
ライトの大吾は、ホームをアウトにできるのか!!
という事で、今回の話しは始まりました。
1ページぐらい使って
そこ(大吾)に打球は飛んだ。
すごい一大事な場面だ!!という演出だったんですが
冷静に考えてみれば
ただのライトフライです。
今までの野球マンガで
難なくキャッチできそうなライトフライを
ここまで深刻に描いたマンガが
果たしてあったでしょうか?
でもそれがおもしろい!!
野球マンガもインフレすると魔球だの
センターゴロトリプルプレイ!!とかやりだすんですが
このライトフライには小学校6年生の
リアルな野球感っていうのが、すごい良くでていると思いますよ
前作のメジャーは、野球って才能だよ?
という雰囲気で面白かったんですが
メジャー2ndの少年野球っぽい感じもまたおもしろいです
さすが、ベテランの満田先生
マンガが上手いと思いました。
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そんなライトフライにミットを構える大吾ですが
ここで回想シーンに入ります。
キャッチの指導をしていた寿也が
大吾君にいいました。
寿也
「あー駄目駄目、ストップ
素早い返球、バックホームをするには、まずは捕球姿勢から意識するんだ」
寿也
「まず、落下地点より2、3歩後ろに下がる。そしてダッシュ
助走をつけ、すばやくキャッチして、体重を前に乗せて投げる
スローイングの基本は低い軌道で力強いボールを投げる事だ」
との事でした。
これは野球マンガでもたまに語られる理論で
ノーバンに拘るな、ワンバン、ツーバンでもいいから
転がすようにボールを投げろ
というのは、スローイングの基本ですね。
軟球の場合、もちろん硬球よりはバウンドした後の速度は
遅いと思いますが、山なりのボールよりは速いですからね。
この話には大吾も目からうろこだったようで
そんな方法が!!という顔をしていました。
大吾君、何でそんな初めて知ったよ
みたいな顔をしているのでしょうか?
田代監督は一体今まで、少年達に何を教えていたの!?
スローイングの基本なんて、小学生の野球部員
全員が知ってるようなものじゃないの?
前の話しで、大吾を信じて
俺は2番にした!!とか格好いいこといって
少し株を上げた田代監督
ここにきて、基本的な事を部員に教えていない事
が発覚してしまいました。
これでまた株が下がったので
現在、田代株は+-0という事にしておきます。
そんな回想シーンを経て
ライトフライをキャッチした大吾は
見事、寿也君の教えを忠実に再現しホームアウトに
1アウトフルベースのピンチを凌ぎました。
これには睦子ちゃんも
眼をキラキラさせながら喜んでいました。
ついでに、いつ来たか忘れましたが
大吾のお母さんもオトメのような表情で
大吾を見つめていました。
これからまだまだ伸びるぜ大吾君
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