メンタル雑魚で知られている雷十太さんですが
初期のころはかなりの大物風でしたので
そこの所を確認していきます
■るろ剣 初期の雷十太さんはそれなりに大物だった
前川道場という薫ちゃんのファンクラブ総本部
そこにやってきたのが
僕たちの雷十太さんである
雷十太のお目当ては薫ちゃんではなく
前川道場の開祖 宮内である
「吾輩は 石動 雷十太
日本剣術の行く末を真に憂う者である」
雷十太は3本勝負で竹刀を持ち出してくる宮内を一刀両断
正々堂々と1対1で宮内を破った
最後に宮内にとどめを刺そうとしたのはちょっと
小物っぽいような感じではありましたが
とりあえず、この時点では
日本剣術を憂う者として、それなりの威厳を保っていました
そんな雷十太は剣心の事を気に入り
自分の流派である
「真古流」の一員になるように勧めてきました
真古流は日本剣術再興の大業をなすための団体
流派というよりは剣客集団のようなもの
全国つつうらうらを道場破りして
真古流に見合う強さをもった剣客を探してきた
雷十太は剣心を仲間に取り込もうとしていたのだ
まぁ、津々浦々探し回って
現在仲間は4人程度なのはちょっと
求心力がないんじゃないの?って思わなくもないんですが
それだけ雷十太が求める強さというのは半端ないレベルだった
ということなのでしょう。
剣心クラスでなければ、仲間にできないとなると
なかなかみつかるものではありません
●剣術が弱体化しないように
真古流が全ての流派をねだやしにし
唯一無二の正当日本剣術として再興を始めるのだ
※一応明治時代では廃刀令がしかれていて
真剣を持ち歩くだけで、警官がやってくる世界です
そんな世界において、ガチの強さと
最強の剣術を普及させるのは並大抵のレベルではありません
自分を含め5人しかいない剣客集団の隊長なのに
こんな大きな言葉を口にするとは、思ったより大物感があります
~雷十太さんは 得だけで動く男ではない~
雷十太さんの弟子であるゆたろうはしばらく神谷活心流道場で
薫ちゃんや弥彦とトレーニングしていたのですが
自分は、雷十太の元でトレーニングを積むことを選択します
ゆたろうは屋敷へ帰る途中に山賊で襲われてしまった
ゆたろうの父親は山賊に金を払って命乞いしたのだが
ゆたろうは自分の意地を見せ、決して命乞いをしなかった
そこに通りかかったのは正義のヒーローである
雷十太さんである
雷十太は山賊を一撃のもとに葬り
由太郎と父親を救ってくれたのだ
由太郎
「先生は無口で無表情だが、正義の心をもった強い男なんだ
男は口じゃない、行動で語るものなんだ」
みたいに言っちゃうほど、雷十太さんを信頼している様子
とりあえずここまでの情報を列挙した場合
雷十太さんは
・竹刀でビシバシする脆弱な剣術界を変える野望を持っている
・この平和な時代において最強を目指す 圧倒的に高い志
・有言実行。野望のために同士を集めている
・損得なく人を助ける 不器用ながらやさしい男
というイメージを読者に印象づけることに成功しています
ここまではそれなりに大物感があったのは事実です。
かなりの剣客でもありますからね。
しかし、夜道で剣心が不意打ちされた時に流れがかわりました
左之助
「夜道で背後からの不意打ちかよ いよいよバケの皮がはがれてきやがった」
続く